内臓由来の腰痛の見分け方

こんにちは!
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本日は前回の続きで
腰痛の原因が『腎臓、内臓由来の腰痛』か『筋肉や骨格由来の腰痛』かを、症状の特徴から判別する方法をご紹介させて頂きます。

健康診断、血液検査などを受けて数値に異常がなくても、内臓疾患や機能低下が関係していそうな腰痛の方は非常に多いです。

なぜかというと前にもお話しした、水分不足。他にも暴飲暴食や季節変わりの気温差、ストレス、姿勢、重力など様々な原因で腎臓、内臓機能が低下して腰の痛みが出る事があります。

それでは筋肉、骨格と腎臓、内臓由来の腰痛の見分け方をご紹介いたしますね!


1、動作で痛みが変化するか確認する

筋肉や骨格の歪みが原因で腰痛が出る場合は、前屈(前かがみ)や後屈(体を後ろに反る動作)、側屈や回旋(体をひねる動作)で腰に痛みが出やすいのが特徴です。

内臓疾患が原因で腰痛が出る場合は、これらの動作で痛みはあまり出ません(これらの動作でストレッチの時のような『筋肉が伸ばされる感覚』があっても正常と考えてください)

動作によっては『傷んでいる内臓自体が圧迫されたり伸ばされたりして痛みが出る事』もありますが、特定の動作を除けば、運動によって腰の痛みが出る場合は、筋肉や骨格の歪みが原因で腰が痛いと考えられます。


2、どういう時に症状が出るか確認する

筋肉は、寝起きや椅子から立ち上がるなどの動作の時や、姿勢を正した状態で椅子に長時間座るなど、同じ姿勢を維持するときに使われます。

つまり、筋肉や骨格の歪みが原因で起こる腰痛は、動作や姿勢の維持で筋肉が使われるときに起こるのが特徴となります。

その前提を踏まえた上で、『内臓の病気』と『筋肉や骨格の歪み』による腰痛の見分け方について説明したいと思います。


3、内臓疾患や機能低下と照らし合わせる

腎臓の病気や機能低下があると、顔や足がむくみやすくなり、肝臓が疲れていると体全身がダルくなる、というのが一般的な症状になります。

腎臓結石などによる尿路結石は、ぎっくり腰とは違った出方で激痛を伴い、腎盂(じんう)炎や腎炎の場合は、高熱と腹痛・背中の痛みを伴います。

アルコールを飲みすぎた次の日に腰が痛い場合は肝臓が原因であったり、空腹時や食後に腹痛や腰痛が出やすい場合は胃や十二指腸、下痢が強い場合は大腸の病気や機能低下も視野に入れる必要が出てきます。

女性の場合は生理との関係も多く見られます。
これは子宮の機能低下など、子宮に関係することが多いですね。
さらに、女性特有の病気と関係する症状もありますが、10代から生理周期で腰の痛みが強くなる場合は、体質的な部分もあると考えられます。

人によって異なりますが、生理や排卵前後に腹痛や腰痛、頭痛などを訴えるケースが多くなります。

ただ、以前よりも生理痛が強くなったり不正出血が増えたりなど、婦人科系の異常をが出てきている場合は、それらの治療を最優先に行ってください。


4、腹痛と足の痛みや痺れの有無で判断する

また、内臓が原因で起こる腰痛の場合、前屈みになって体を丸める(内臓を縮める)ことで、症状がやわらぐ場合もあります。

しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という腰の病気も、腰を軽く丸めると楽になる場合もあるため、それを見分ける必要があります。

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の場合は、お尻から足にかけて痛みや麻痺が出やすく、ヘルニアに関しては腰を後ろに反らすと激痛が走りやすいのも特徴となります。


内臓疾患や機能低下に関しては、体を動かしたときのズキンッとした痛みや、足に痺れが出ることはあまり考えられません。


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